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2021年11月13日(土)現在

米国では、COVIDパンデミックと戦い続けて約2年が経過しました。今頃はウイルスが根絶されているだろうと誰もが期待していましたが、効果の高いワクチンが導入されてから丸1年が経過し、ワクチン接種率の低下や、急速に拡散する亜種により、夏の間もパンデミックは続いていました。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、米国人口の58.5%しか完全にワクチンを接種しておらず、6,000万人以上の人々が対象者であるにもかかわらずワクチンを接種していません。しかし、保健当局はワクチン未接種者が最も危険であると警告していますが、専門家の中には、ワクチンを接種した人も警戒すべきだと言う人もいます。

ホワイトハウスのCOVIDアドバイザーであるアンソニー・ファウチ医学博士は、11月12日、ニューヨーク・タイムズ紙のポッドキャスト「The Daily」に出演し、米国におけるコロナウイルスの現状について語りました。ファウチ医学博士によると、初回のワクチン接種から数カ月後には感染や入院に対する免疫力の低下が見られるようになってきたとのことです。ファウチ医学博士は、イスラエルから入ってくるデータを指摘し、「イスラエルでは、流行の観点がアメリカより1カ月から1カ月半ほど先行する傾向がある」と述べました。

「イスラエルでは、感染症に対する免疫力だけでなく、入院や死亡に対する免疫力も低下しており、すべての年齢層で見られるようになってきています。高齢者だけではありません。」とファウチ氏は述べました。「免疫力の低下により、ブレイクスルー感染症にかかる人がますます増えており、ブレイクスルー感染症にかかっている人たちの多くが病院に入院しているのを目にするようになりつつあります。」と述べました。

今回の調査結果を受けて、ファウチ氏は、ワクチンを接種した人は追加接種を受けるべきだと警告しています。「これを振り返ってみると、ブースターはおまけのようなものではなく、ブースターは実際には人々が受けるべき主要なレジメンの不可欠な部分であるかもしれない、と言えるでしょう」とThe Daily紙で語っています。


参考HPːhttps://www.yahoo.com/lifestyle/dr-fauci-just-issued-urgent-201846228.html