いま最も注目されている米国のセレブといえばイーロン・マスクです。テスラとスペースX のCEO兼テクノロジー事業の先駆者として大成功している彼が、過去の米誌インタビューで、いったい何が彼をここまで卓越した成功とキャリアに育て上げたかの質問に、マスク氏は自分が、”本によって育てられた “と明かしました。今回はマスク氏が、すべての人が読むべきだとすすめる7冊の本を紹介します。

「テスラ」と「スペースX」のCEOであるイーロン・マスク

イーロン・マスク氏はアメリカの実業家、エンジニア、投資家です。2021年にはAmazonのCEOジェフ・ベゾス氏を抜いて地球上で一番の大富豪となった人物です。

彼が辿ってきた経歴は、オンライン決済、送金サービス『ペイパル』の前進となる「X.com」を創業し、最終的には『ペイパル』と合併。この合併による強力な原動力を元に現在、宇宙開発事業「スペースX(SpaceX)」や、電気自動車と太陽光発電事業の「テスラ」共同創設者兼CEOを務め、彼は日々、優れたハイテクサービスを革新的に生み出す事業に邁進しています。

追記:2022.4/25 イーロン・マスク氏は米ツイッターを440億ドル(約5兆6400億円)で買収することで合意しました。

ーロン・マスクは9歳で百科事典全巻を読み漁ったり1日に2冊の本を読んでいた。

マスク氏は、ロケットを宇宙に送り出す仕事をこなす傍ら、地球上で、どうやら沢山の本を読むための時間を作っています。イーロン・マスクは、子ども時代から無類の読書好きであり、9歳で百科事典全巻を読み漁ったり1日に2冊の本を読み、ファンタジー小説やSF小説をたくさん読んでいたと話しています。

マスク氏は、「本が自分の成功に役立った」と確信しています。過去には、どうやってロケットの作り方を学んだのかと尋ねられた時、彼は「私は本を読んだ。」と、答えた有名な逸話があります。

イーロン・マスクが、すすめる7冊の本を紹介。


イーロン・マスクがすすめする
7冊の本を紹介!

マスク氏はTwitterのフォロワーに、彼が読んでいる本と彼に影響を与えた本についての最新情報をよく提供しています。ここでは、イーロン・マスク氏が、すべての人が読むべきだとすすめる7冊の必読書を紹介します。

【1冊目】スティーブ・ジョブズ (全2巻)

ウォルター・アイザックソン =著
井口 耕二=訳

この本は、革新的な起業家スティーブ・ジョブズのアップル創設の経緯から、i Phone、i Pad の誕生秘話、そして引退までの彼のエキセントリックで大胆な冒険的人生を残した記録です。スティーブ・ジョブズ本人が取材に全面協力したからこそ書くことが出来たジョブズの思考がたっぷり詰まった必読すべき一冊です。

イーロン・マスクもしかり、多くの成功者がキャリアアップのための指針を得るために、特に伝記や自伝を好んで読んでいるようです。

スティーブ・ジョブズ Ⅰ はコチラから

スピリチュアリティとLSDに関するジョブズの初期の経験から、世界的なハイテク起業家としての頂点に至るビジネスの極意まで、スティーブ・ジョブズの赤裸々な人生の闘争と冒険を綴っています。この本は、の全2巻があります。

【2冊目】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ピーター・ティール with ブレイク・マスターズ=著
関 美和=訳

この本は、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で学生たちに向け行った起業講義録です。彼はシリコンバレーで現在もっとも注目される起業家の一人であり、オンライン決済、送金サービス『ペイパル』事業の共同創業者メンバーとしてマスク氏とも繋がりが深い人物です。また、彼はFacebook初の外部投資家になった人物です。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるかはコチラ

マスク氏は、この本について、「ティールは、画期的な企業をいくつも作ってきたが、この本(Zero to One)はその方法を提示している 」と述べています。スタートアップ企業が成功するための行動をいかに起こすべきかの経営学を探る必読の一冊です。

【3冊目】世界を騙しつづける科学者たち (上下2巻)

ナオミ・オレスケス+エリック・M・コンウェイ=著
福岡洋一 =訳

この本は、科学史教授のナオミ・オレスケスとエリック・コンウェイが、米国の中枢から政治的つながりを持ちニセ情報をバラまく「御用学者」たちの実態に迫る全米ベストセラー本です。

アメリカで、一握りの非常に声高な科学者、いわゆる「御用学者」が主流メディアを通じて40年間にわたり全人類的に取り組むべき真の課題について、ニセ情報を流し、いかに対策を遅らせてきたのかという科学者たちの暗躍を描いた、衝撃の一冊です。この本は上巻下巻の2冊があります。

世界を騙しつづける科学者たち”上巻”はコチラ

企業や業界の利益を支援するために、一握りの「御用学者」が主流メディアを通じてニセ情報を流し、問題に関する真実をどのように覆い隠したてきたのか、著者はまた地球温暖化論争が、タバコの煙、酸性雨、DDT、オゾン層の穴に関する過去の論争と類似していることを章ごとに明らかにしていきます。

【4冊目】スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運

ニック・ボストロム=著
倉骨 彰=訳

マスク氏は2014年にTwitter上で、この本を読むべきだと推奨しています。彼は、「AIには要注意が必要だ。 」と、野放しである人工知能の危険性に繰り返し警告を発してきました。「核兵器よりも危険な可能性がある 。」ともツィートしています。

こうしたAIのリスクがなぜ怖いのかを知るために、マスク氏はこの本を読むべき価値があると述べています。この本では、AIの計算知能が人間の知能を超えたらどうなるのか、大胆に追求している必読するべき一冊です。

スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運はコチラ

【5冊目】この宇宙の片隅に ―宇宙の始まりから生命の意味を考える50章

ショーン・キャロル =著
松浦俊輔 =訳

ショーン・キャロルは、カリフォルニア工科大学理論物理学研究教授、サンタフェ研究所外部教授。1993年、ハーバード大学にて博士号取得。主な研究テーマは、基礎物理学と宇宙論、量子重力と時空、エントロピーと複雑性の進化など。

この本は、宇宙の起源までを縦横無尽に語り、この宇宙で人が生きる意味を解き明かします。私たちが知っているこの世界のほとんどを完全に理解するために、科学的思考をどのように利用できるかを野心的に考察しています。

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マスク氏も抜本的な問い、人生の意味とは何かの答えを模索し続けているようです。生命、意識、宇宙そのものの起源を洞察的に考察するこの本は、哲学、物理学、生物学が提供する最も人間がもつ困難な問題に考察を重ね、結論を割り出す方法を読者に提供してくれる必読すべき一冊です。

【6冊目】国富論 (上)(下)巻

アダム・スミス=著
山岡洋一=訳

この本は、スコットランドの経済学者であり道徳哲学者のアダム・スミスによる最高傑作です。今日の経済学の研究に多大な影響を与えた著作で、国家がいかにして豊かになるかを的確に検証しています。この古典的な作品の中で自由市場経済の進化についてが詳細に論じられています。

この本は、 (上)(下)巻の2冊があります。

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マスク氏は、Twitterで「アダム・スミス FTW (『一番!』という意味) 」とツイートするほどのファンです。

【7冊目】LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ

マックス・テグマーク =著
水谷 淳 =訳

イーロン・マスク氏は、ツイートでこの本をこう推薦しています。『@TegmarkによるLife 3.0は、読む価値があり、AIは人類にとって最高か、もしくは最悪のものになるだろうから、それらを正しく理解しよう。』と述べています。マスク氏は人工知能の未来を探求することにとても夢中になっています。

>>『LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ』はコチラ

マスク氏がすすめる本の中でも、AIが悪ではなく、世の中の善の力として使われる可能性を扱った数少ない必読本の一冊です。

おわりに


今回紹介した本は、イーロン・マスク氏のキャリアと理想的な世界に確実にインスピレーションを与えました。興味深いことは、ロケットで宇宙や火星にいくら人類を連れ出したとしても、その革新的な進歩の裏には人がもつ心のマインドから始まっていることに注目できます。人に成功をもたらす秘訣と、自分自身に、そして宇宙に挑戦する新しい創造のエネルギーは、つねに本を読むことによって培われているのです。


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