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2021年11月16日付
【豪】シドニー・モーニング・ヘラルド紙が報じたところによると、オーストラリア政府は、何千人もの人々が予防接種に関連した健康問題の補償登録をしているため、コヴィド-19ワクチン接種プログラムに関連して5,000万豪ドル(3,700万ドル:約42億)以上の請求を受ける可能性があるという。
同紙が公式データを引用して報じたところによると、1万人以上の人々が、まれではあるが重大な副作用のために入院した後の逸失利益を補償する政府プログラムに登録したという。補償額は5,000豪ドルからとなっており、各請求が認められた場合、このプログラムには少なくとも5,000万豪ドルの費用がかかることになる。
オーストラリアのTherapeutic Goods Administration【TGA】のウェブサイトによると、3,680万回分のワクチンから約7万9,000件の副作用の報告がありました。最も頻繁に報告された副作用は、腕の痛み、頭痛、発熱、悪寒などです。
(Therapeutic Goods Administration: TGA)は、保健省(Department of Health)に属する薬品・医薬品行政局のオーストラリアの医薬品・医療機器に関する管轄機関。

TGAは、ファイザー社のワクチンに関連した心臓の炎症である可能性が高いと評価された288件の報告と、アストラゼネカ社のワクチンに関連した希少な血液凝固障害である血小板減少症候群(TTS)の160件の報告を受けています。TGAによると、この予防接種プログラムに関連して9名の死亡者が出ており、そのほとんどが65歳以上の高齢者でした。
オーストラリアでは新亜種デルタバリアントの影響で、シドニーとメルボルンの2つの最大の都市を数か月にわたる封鎖に陥らせたため、今年の下半期には予防接種を強化しました。しかし、ここ数週間で接種率が上昇したため、制限は徐々に緩和されています。
国内で最も人口の多いニュー・サウス・ウェールズ州では、火曜日に212件のコヴィド-19感染者が報告され、ビクトリア州では797件が報告されました。
参考HPːhttps://www.bloomberg.com/news/articles/2021-11-16/australia-faces-compensation-bill-for-vaccine-side-effects-smh
