各国には新約聖書、コーラン、道教、チベットの死者の書(バルド・トードル)など興味深い洞察や知恵が数多く含まれている教典や書物がありますが、実は、富を得る貴重な情報が含まれているのは、旧約聖書(タナハ)などユダヤ人の聖典文書に見られるのです。そこで今回は神聖な古代ユダヤの富の知恵を現代に明らかにする本として海外で注目されるマネーコードシークレットな1冊を紹介します。

世界の億万長者の約25%はユダヤ人です。


ヘブライ語、ユダヤ哲学、およびユダヤ聖書の解釈に大きな関心を持つ著者H.W.チャールズ(ハワードウォードチャールズ)によって2012年に出版された『The Money Code: Become a Millionaire with the Ancient Jewish Code(マネーコード:古代ユダヤのコードで億万長者になる)』を今回は紹介します。

ユダヤ人は世界人口の1%にも満たないと推定されますが、世界の億万長者の約25%はユダヤ人であると言われています。世界の富豪のリストには必ずと言っていいほどユダヤ人が入っています。また、歴史上最も重要な人物、人類に多大な影響を与えた人物の中にもユダヤ人が非常に多く含まれ、ノーベル賞の約35%はユダヤ人が受賞しているのです。

このように、世界で最も裕福で成功した人々の多くがユダヤ人であることから、世界中でよく聞かれるのが、“なぜ多くのユダヤ人がこれほど裕福なのか? “という疑問です。その秘密は、遺伝や知能にあるのではなく、彼らの宗教や旧約聖書(タナハ)の中にあるのだと、一部の人は信じています。ユダヤ人の富裕層の多くは、旧約聖書(タナハ)に基づいた暗号コードを使用しているのです。今回はその7つの重要なマネーコードを本書から簡単に紹介します。

旧約聖書(タナハ)とは、3冊の本から成り立っています。


私たち日本人が旧約聖書だと認識している書物は、ヘブライ語でタナハ(תנ״ך)と呼ばれる書物になります。この書物は合計3冊の本から成り立っていて、 トーラー(五書 Torah)、ネビム(預言書 Nevi’im)、ケトゥビム(著作書 Ketuvim)の3冊です。この三冊が揃って旧約聖書(タナハ)と呼ばれます。

そもそも「聖書」という呼び名の概念自体はキリスト教から来たものなので、実際にユダヤ教では、「聖書」と呼ぶ概念はありません。ですから、この書物をユダヤ教では3冊の頭文字をとってタナハと呼んでいます。

旧約聖書(タナハ)から読み解く重要な7つのマネーコード


著者H.W.チャールズ(ハワードウォードチャールズ)は、ユダヤ教の宗教書なる旧約聖書(タナハ)から7つの重要なマネーコードを抜き出し紹介しています。そして、それらをわたしたちが勉強して実行し、富を手に入れるようにと呼びかけています。ユダヤ教に改宗する必要はありません。

7つのマネーコード紹介

1.知恵は真に富の鍵である。
2.伝統(文化的規範)
3.創造する
4.投資する
5.法律
6.什分の一
7.チャリティー(慈善)

マネーコード1.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】知恵は真に富の鍵である。

知恵は真に富の鍵である。

富を得るとは知恵を追い求めること。
・知恵を増やすためには、いくつになっても謙虚であることが必要。
本を読むこと、そして他者と接することで、つねに知恵を見つけ増やすことができる。

“The crown of the wise is their riches” (CJB, Proverbs 14:24).
「賢い者の冠はその富である」

偉大な知恵があれば、偉大な富と成功がもたらされる。富を追い求めるよりも、知恵を追い求めよ。

物理学者のアルバート・アインシュタインは、「知恵は学校教育の成果ではなく、生涯をかけて身につけようとする努力の成果である」と述べており、知恵を増やすためには、謙虚になること、本を読むこと、そして他者と接することで、知恵を見つけることができます。

また謙虚さは、知恵を増やすための必須条件と考えられていて旧約聖書(タナハ)では、「まず高慢があり、次に恥辱がある。しかし、へりくだる者には知恵がある」とあります。

謙虚であれば、まだまだ学ぶべきことがあることを受け入れることができ一つの事柄について「専門家」であると感じることはありません。そうであれば謙虚な人はたえず教えられやすく、変化を受け入れ、つねに学び成長することを止めません。

旧約聖書(タナハ)「貧しさと恥は、教えを受けようとしない者のためにある。」とあり、賢者は、すべての人から何かを学ぶことができると理解しています。

また知識のある人が必ずしも賢明であるとは限りません。知恵とは、基本的にその知識を実際に活用することです。

「書物をあなたの友とせよ」

ユダヤ人の哲学者サミュエル・イブン・ティボンは、「書物をあなたの友とせよ」と言いました。ユダヤ人が高い知能を持つ最大の理由は、書物を大切にし、勉強をすることにあります。

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マネーコード2.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】伝統(文化的規範)

伝統(文化的規範)

・著者は、お金が諸悪の根源ではなく、使う人と使い方によって、善にも悪にもなる中立的なるたんなる物質であると述べています。問題は神に依存するのではなく、その所有物への執着であり、お金への依存であると言います。
・旧約聖書(タナハ)の書物のなかの1冊 トーラー(五書)を学ぶことは富の祝福を受けられるヒントを発見できる可能性があります。

多くの民族や宗教が主に金銭的な蓄えはあまり重要でなく、あるいは貧しさを美徳と説いていたり、死後の世界を重視していて、現世を軽視する傾向がある中、ユダヤ人は富や成功を神からの祝福や贈り物と捉えています。

ユダヤ人の家庭は、富の蓄積、高収入のキャリアを追求することを否定的にとらえておらず奨励し、 また投資することを奨励しています。ユダヤ人の家庭では、親が子供に富と成功を与えることが文化的規範となっています。

またユダヤ人は、富の祝福は律法(トーラー)の契約遵守に依存すると理解しているので、律法(トーラー)の中の掟は、従えば富をもたらすのです。

その律法(トーラー)には613個のミツボット(戒律)があり、その中の1つには、トーラーを学び、それを教えることの戒律があります。タルムードには、「トーラーを繰り返し勉強しなさい、すべてはトーラーに含まれているから」(『ピルケ・アボット』5:22)ともあります。

※旧約聖書(タナハ)は3冊の本から成り立っています。 トーラー(五書)、ネビム(預言書)、ケトゥビム(著作書)の3冊です。律法(トーラー)とは、旧約聖書(タナハ)の書物のなかの1冊にあたります。

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マネーコード3.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】創造する

創造する

・この世界で富を増やすには創造をしていきましょう。
・自分から生まれた発想やアイディアを大切にしてうまくそれを展開することが鍵です。
・成功するには、困難や障害があるにもかかわらずその行動を忍耐強く継続することが必要。
・目標を達成するためには、まず計画を立てなければなりません。
・必要な行動のステップを先に書き留めるか、心の中でメモしてから行動に移す。

ユダヤ人の大半は、会社の創業者であり、CEOです。ユダヤ人はアイデアを生み出し そのアイデアを実現するために、職人(デザイナー、開発者、プログラマー)を雇う。人を雇う側となりアイデアを実現するのです。

そして、会社が成長するにつれて、さらに人を雇います。タルムード は、「私(神)に仕えるためにこれらすべてを創造した者は幸いである」とあります。ドイツの 政治家ユリウス・シュトライヒャーは、「ユダヤ人が働かないことは公然の秘密であり、むしろ他人に働かせることだ」と言いました。

ユダヤ人は、人は消費者ではなく、創造者であると信じています。旧約聖書(タナハ)では、「人は神に似せて創られた」という言葉があります。神が世界を創造し、人がその世界の創造者であることを意味すると解釈しています。

「創造の6日間に造られたものはすべて改良を要する」(創世記ラバ11:6)とあります。これは、神が世界を未完成のままにし、人間を創造のパートナーとして、この世界に招いたとユダヤ人は理解しているので、人間の役割とは、この世界で創造と革新によって、神の創造物を改善し、完成させることと解釈しているのです。

た富と成功とは粘り強く、忍耐力をもって失敗に負けずに挑戦し続ける者によって達成され、維持されると解釈しています。” 偉大なことを成し遂げた人たちは 実際に多くの失敗を経験しています。

ユダヤ人は忍耐強いことで知られ、それが目標達成に役立っています。忍耐力とは、困難や障害があるにもかかわらず 行動を継続することです。

トーマス・エジソンは電球を作るのに、1000回以上失敗しました。そのことについて尋ねられたエジソンは、「失敗したのではなく、1000の方法を発見したのだ」と答えました。

そして目標を達成するためには、先に計画を立てなければなりません。必要な行動のステップを書き留めるか、心の中でメモしてから行動に移す必要があります。

成功するには、ある一定期間 ある一定の時間、集中しているその活動を中断しないようにしましょう。

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マネーコード4.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】投資する

投資する

・富を得るには一定期間貯蓄をした後は、貯めこむだけでなく投資に回しましょう。
・投資をする前に、自分自身を教育し、前もって計画を立てることが必要です。
・事前の調査や熟考なしに、投資を急いではならない。

富を得るために、人は一定期間、支出を抑え、できるだけ節約する必要があります。倹約してでも、できる限り貯蓄に励む必要があります。一生懸命働いて、一定期間貯蓄をすること。一旦、大量のお金が貯まると そして、そのお金を金融資産に投資することです。

大切なのは、短期間(1〜5年)に一生懸命働いて豊かな富を築き、賢明な投資によって生涯にわたって受動的な収入を得ることによって、お金に働いてもらうことです。

旧約聖書(タナハ)には、「賢者は富と贅沢を持つが、愚か者は手に入れたものを何でも使ってしまう。」とあります。貯蓄と投資を成功させれば がうまくいけば望む ライフスタイルを支えることができます。そして、仕事を続けるか、自分の目標や慈善活動を追求するかという選択肢が生まれます。

投資をする前には、自分自身を教育し、前もって計画を立てることが必要です。旧約聖書(タナハ)では「熟考しなければ、計画はうまくいかない」(CJB, Proverbs 15:22)と言っています。「金持ちになろうと急ぐ者は、罰せられないことはない。貪欲な者は富を求めて急ぐが、欲望が自分を追い越すことを知らない」(CJB, Proverbs 28:20, 22)。「急ぐ者はみな、欠乏に行き着く」(CJB, Proverbs 21:5)。

そして「投資を多くの場所に分割します。どのようなリスクが先にあるのかわからないからです」と述べています。これは純粋な金融の多様化です。 

マネーコード5.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】法律

法律

・自然法、あるいは自然法則は神によって定められた宇宙全体の法の体系であり、これらの法則にしたがうことは人生の前進と成功につながります。
・ユダヤ人でも、ユダヤ人でない者も富の祝福を受けるためには従わなければならない戒律がある。
・富と平和は、神の掟に従うことで与えられる報酬のうちの2つとされています。

創造主(神)が定めた法は、初めから存在し、全地球に及び、あらゆる場所で、常に人類を拘束しています。人類を常に拘束する。” 自然法、あるいは自然法則は神によって定められた法の体系であり、その法は秩序を意味します。

この法則は宇宙や地球上のすべてのものを支配しています。重力の法則も、人間一人一人に作用しています。その重力の法則に従わない人は滅びます。そして人間の運命の鉄則である「因果応報」「作用・反作用の法則」を網羅しているのも法です。

経済的に余裕のない人は、生活に秩序を求めます。ですから、ある法則に従うことが、人生の前進と成功につながります(ヨシュア記1:8、詩篇1:1-3)。旧約聖書(タナハ)には「律法を守る者は幸いである」とあります。

またユダヤ人には613の戒律があり、それを守らなければならない。そして非ユダヤ人にはノアの7つの戒律があります。その中には偶像崇拝の禁止、窃盗、殺人、姦淫、近親相姦、動物虐待、冒涜の禁止など。ユダヤ人でない人や無宗教の人は、このノアの掟に従うことで富を得ることができます。

掟の中には、不正や貪欲に対する警告がいくつかあります。「不誠実によって得た富は減少するが、少しずつ集めた者は増加する」

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マネーコード6.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】什分の一

什分の一を捧げよ

いつも自分だけが受け取ることばかり考えていると富を逃します。
10分の1
与えることで富を大きく受け取る公式を意識する必要があります。
10分の1を捧げることは、それ自体が富の得るための資格なのです。

10分の1という意味です。宗教的なユダヤ人は、収入の1/10を貧しい人々に寄付します。この習慣は、裕福になるための古代ユダヤ人の公式です。アブラハムはすべての10分の1を捧げました。タルムードには「豊かになるように什分の一を捧げよ」とあります。

10分の1を捧げることは、それ自体が富を得るための資格なのです。それは、世界を維持するための神とのパートナーシップのようなものです。「貧困も富も技巧によるものではなく、すべては功徳によるものである。」功徳を積むように心がけましょう。功徳を集めれば集めるほど、神のエネルギーが引き寄せられ、成功することができます。


マネーコード7.【旧約聖書(タナハ)から読み解く富の知恵】チャリティー(慈善)

・10分の1以上を捧げた人にはさらに大きな富が保証される。
・多くのユダヤ人は20 から30パーセントを寄付しています。

ユダヤ教の賢者は、慈善行為を行うことはすべての戒律の中で最高のものであり、すべての戒律を合わせたものに匹敵すると言っています。たとえ施しで生計を立てている貧しい人であっても慈善行為を行うべきであるとしています。そうすれば,天は再び貧しさを与えることはない。

ユダヤ教の聖人ラヴ・ヨセフの教えでは、旧約聖書(タナハ)の一節 「もうあなたを苦しめない」(JPS, Nahum 1:12)という詩は、チャリティー(慈善)を行う人が「もう苦しまない」ことを意味すると説いています。

これは「もはや貧しさに悩まされることはない」という意味です。

ユダヤ教では貧しい人を助けることを「ツェダカー」と呼びますが、これは「慈善/施し」と訳されることが多いです。マネーコード6で紹介された10分の1寄付をやってみたものの、すぐに家計に変化がなかったという人もいます。旧約聖書(タナハ)では「什分の一と捧げ物」という言葉があり、什分の一と捧げ物とは区別されています。「慈善/施し」とは、什分の一を越えて捧げられるものであるとのこと。

10分の1以上を慈善事業に捧げた人にはさらに巨万の富が保証されるという。しかし、ユダヤ教の法律によると ユダヤ人は全財産を寄付することを禁じられています。

著者は、因果関係の法則を再び引用し、受け取る前に最初に与えなければならないと述べます。ユダヤ人の日記作家アンネ・フランクは、”与えることによって貧しくなった人はいない “と言っています。

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本の紹介


富を得るための貴重な情報が含まれていことを知れば、ユダヤ教の教典となる旧約聖書(タナハ)やタルムードを読んでみたくなるかもしれませんが、そこには膨大な量の情報の蓄積があるので一般の人がすべて読みこむのは大変です。ですが本書は、それらを簡単に得ることができます。もしご興味がある方はこちらを熟読されることをおすすめします。(残念ながら日本語翻訳版がないので英語版のみとなります。)

The Money Code: Become a Millionaire With the Ancient Jewish Code


聖書

旧約聖書と新約聖書の66巻が収められている聖書はこちらです。

旧約聖書の中に、トーラー(五書 Torah)があります。

旧約聖書のなかのトーラー(五書)を学ぶことは富の祝福を受けられるヒントを発見できる可能性があります。この機会に聖書に触れてみるのもおすすめです。

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おわりに


歴史上で聖書は、世界で一番売れた書物だと言われています。今回は旧約聖書(タナハ)を、宗教的書物としての切り口で読み解くのではなく、富を得るための貴重な教科書としてガッツリ深堀りしてみました。実際に多くのユダヤ人が理解し、富を得るために大いに活用しているマネーコードが抜粋され明らかにされている内容となっているのでとても興味深い洞察も入っています。長期的な富と人生の成功を得るために誰でも使うことができる暗号コードとして紹介されているので、この暗号コードを知っておくことは大いにあなたの知恵と創造のヒントとして役立ってくれるでしょう。