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2022年1月11日現在
スイス、ジュネーブ:WHOの専門家は、元来のCovid-19ワクチンのブースター投与を繰り返すことは、新たな亜種に対する有効な戦略ではないと警告し、感染をよりよく防ぐための新しいワクチン開発の必要性を訴えました。
Covid-19ワクチンの性能を評価するためにWHOが設立した専門家グループは、ウイルスの新型が出現したときに既存のCovidワクチンを新たに接種するだけではパンデミックに対抗する最善の方法ではないと述べました。
Covid-19ワクチン組成に関するWHO技術諮問グループ(TAG-Co-VAC)は声明で、「元来の既存ワクチンの繰り返しによるブースター投与に基づいたワクチン接種戦略は、適切でも、持続可能でもないだろう」と述べています。
また、現在世界中で猛威を振るっているオミクロンの新型に感染した場合、既存ワクチンでは症状のあるコロナ感染症を予防する効果が低いことが予備データで示されているという。
しかし、この予防接種が主に意図していた重症化に対する予防は、「効果が保持されている可能性が高い」とも述べています。
重症化から人々を守るだけでなく、そもそも感染や伝播をよりよく防ぐことができるワクチンを開発することを推奨しています。
WHO技術諮問グループ(TAG-Co-VAC)は、「重症化や死亡の予防に加えて、感染や伝播の予防に高い効果を発揮する新しいCovid-19ワクチンが必要であり、開発されるべきである」と述べています。
