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2021年11月11日現在
米国、共和党の州弁護士10人は10日、バイデン政権が数百万人の米国の医療従事者にコロナウイルスの予防接種を義務付けることは、人手不足を悪化させるとし、中止を求めて提訴しました。
民主党のジョー・バイデン大統領は先週木曜日、来年1月4日からコロナウイルスの予防接種義務化を実施すると発表していました。
ミズーリ州
ネブラスカ州
アーカンソー州
カンザス州
アイオワ州
ワイオミング州
アラスカ州
サウスダコタ州
ノースダコタ州
ニューハンプシャー州
上記10州の司法長官が共同で、セントルイスのミズーリ州東地区連邦地方裁判所に訴訟を提起しました。
カンザス州のデレク・シュミット司法長官は、「医療機関や従業員にこのような追加的な義務を課すことは、この問題をさらに悪化させ、特にサービスの行き届いていない地方の施設では、十分なスタッフを雇用できずに閉鎖に追い込まれる可能性が高い」と声明を発表しました。
この訴訟では、連邦政府による、この義務は州の警察権を侵害し、発表前にコメント期間が設けられていなかったため、行政手続法の下では違法であると訴えています。
11月4日、連邦政府の2つの医療プログラムを管轄するメディケア・メディケイド・サービス・センター(CMS)は、1,000万人以上を対象とし、病院、老人ホーム、透析センターなど約76,000の医療機関に適用されるとする暫定最終規則を発表しました。
CMS(Centers for Medicare & Medicaid Services).
アメリカ厚生省に属する,公的医療保障制度メディケアおよびメディケイドの運営主体となっている組織のこと.

この訴訟では、CMS社のルールは強引であり、地域の要因や状況を考慮していないとしています。
CMS社側としては、米国の病院の41%を含む、すでにワクチンを義務化している医療機関では、広く辞職者が出ているわけではないとし、すべての医療機関に義務化を適用することで、スタッフがある医療機関を辞めて別の医療機関に職を求めることはできないとしています。
しかし、「すでに多くの雇用主がワクチン接種を義務づけており、この規則ではほぼすべての地域(および遠距離)の医療機関の雇用主がワクチン接種を義務づけているため、そのような影響は最小限に抑えられると期待しています」と同規則を紹介しています。
