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2021年9月12日現在

・3万人の女性がCOVID-19ワクチンを接種した後に、生理が変化したと報告しています。

・英国の医学雑誌に掲載された論文によると、なぜこのようなことが起こるのかを理解するためにはさらなる研究が必要であるとのこと。

・生理が重くなったり遅れたりするのは、免疫反応が原因であり、体に危険を及ぼすことはないと専門家は述べています。
Insider Healthcare: The latest healthcare news & analysisより

COVID-19ワクチンが展開されて以来、イギリスでは何千人もの女性が「生理が乱れた」と言っていると専門家が言っています。

3万人以上の女性がCOVID-19ワクチンを接種した後、生理周期が多少変化したと言っているとSky Newsが報じました。

予防接種を含むあらゆる薬の副作用を自主的に報告することができる英国の※1.イエローカード制度では、多くの女性が生理周期の乱れを確認しているという。

インペリアル・カレッジ・ロンドンの生殖免疫学者であるビクトリア・マレ博士は、この変化は安全で短期間のものであるが、なぜこのようなことが起こるのかを調査することが重要であるとBritish Medical Journalに書いています。

※1イギリスの医薬品医療製品規制庁(MHRA)は、保健省の執行機関であり、医薬品および医療機器が安全性、品質および有効性。MHRAが運営するイエローカード制度(Yellow Card Scheme (YCS))は、疑わしい副作用や医薬品や医療機器に関連する有害事象などの安全上の懸念に関する情報を収集および監視するための英国の素晴らしいシステムです。最近ではイエローカードモバイルアプリが提供され、医薬品医療製品規制庁(MHRA)から最新のニュースを受け取ったりイエローカードアプリを介して医薬品に関する副作用を報告できるようになっています。

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米国では、国立衛生研究所が167万ドルを投じて、COVID-19ワクチンが生理にどのような影響を与えるかを解明しようとしています。

また、マレ博士は、免疫反応によって生理が重くなったり遅れたりすることはありますが、体には何の危険もないと述べています。

さらに「この副反応の可能性についてしっかりとした研究を行うことは、ワクチン接種プログラムの全体的な成功のために重要です。 一つの重要な教訓は、医療介入の月経への影響を今後の研究で後回しにしてはならないということです」とマレ博士は書いています。

また、『Invisible Women』の著者であるCaroline Criado-Perez氏は、『The Telegraph』に寄稿し、次のように述べています。 “ほとんどの臨床研究と同様に、Covid-19ワクチンの臨床試験では月経周期の影響を調査していませんでした。実際、多くの臨床試験では、月経周期に影響を及ぼす可能性があるためと、女性は大規模に除外されていました。”と書いています。

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さらに、ワクチン接種後の変化を報告した人の大多数が、すぐに正常になったと述べていることから、月経の変化や長期的な影響を大きく心配する必要はないとマレ博士は書いています。

一方で、COVID-19ワクチンが不妊や妊娠に悪影響を及ぼさないことを示すデータもあります。

一つ言えるのは、現在、Covid-19ワクチンは、まだ治験中であり副作用など今後起こりうるべき症例など詳しい全体像がつかめない状況です。今後も、しっかりと情報を調べ精査して「自分の身体は自分で守る」を忘れないでください。

引用HPːhttps://www.businessinsider.com/covid-19-vaccine-impact-on-menstrual-cycle-30000-report-changes-2021-9?fbclid=IwAR01Vt35P-cB-ib40USXsOiUgVOrz1lCcGtLiHUli3rENIohlsQrGhQ1idU