

2021年9月12日の毎週の内閣会議に先立ち、イスラエルのニツァン・ホロヴィッツ(Nitzan Horowitz)保健相は、アイェレット・シャクド(Ayelet Shaked)内務大臣と会談しました。
イスラエルのニツァン・ホロウィッツ保健相は日曜日、週1回の閣議を前に、特定の場所に「グリーンパス(ワクチンパスポート)」規則を課すことは、一般市民に予防接種を受けるよう圧力をかけるためにのみ必要であり、医学的な理由からではないと述べました。
https://twitter.com/disclosetv/status/1437396043424059396?s=20
ホロウィッツ保健相(動画右の人物)は、アイェレット・シャクド内務大臣にこのように話しているところをホットマイク(つまり、マイクのスイッチが、気づかないうちに「ON」のままだった状態)で撮影されており、その会話が録音されてチャンネル12ニュースで放送されることも知らされていなかったようです。
また、シャクド内相がレストラン屋外席の条件として「グリーンパス」を外してはどうかと提案したことに応えて、ホロウィッツ保健相は「レストランだけでなく、プール施設も」と述べました。
「疫学的には、その通りです。」とホロウィッツ氏はさらに付け加えました。
「問題は、ワクチンを接種しない人たちだということだ。彼らに少しでも影響を与えなければ、この(パンデミックの)状況から抜け出すことはできない」と応えました。
同氏は現在、”グリーンパス” 制度には一種の普遍性があるが、私が強制されるべきだと思うショッピングモール以外では、疫学的にはどこにも当てはまらないことが今では明らかだ。」とも述べました。
さらにホロウィッツ氏は、プールでパスがなくてもいいなら、「ウォーターパークや屋外施設、スポーツでもパスがなくてもいいのではないか」と人々が考えるように、例外を設けないためには、規制を一律に実施するしかないと説明しています。
また、「医学的に正当性のないことはしたくありませんが、しかし、私は一方で問題があると言っているのです。『グリーンパス』が施行されていないのです。
特にアラブの区域では全く存在していません。そして、その影響が病院にも及んでいるのです。」と話す。
ホロウィッツ氏とシャクド氏に加え、エラザール・スターン情報相も会話が録音されていることに気づかず、ワクチンを受けていない人々に嫌悪感を示しました。
チャンネル12によると、イスラエルのナフタリ・ベネット首相はその後、予防接種を受けないという選択をした人たちに対する寛容さは終わったと内閣に伝えたとのこと。
感染者数が日々増え続けるイスラエル


イスラエルは、世界でワクチン接種率トップクラスの国です。
にもかかわらず9月14日づけの世界感染者数グラフの数値をみると、
イスラエルでは感染者数を抑制する合理的な結果にはいたっていない様子です。

ワクチン接種を推進するイスラエルだけがだんとつに感染者数の伸びが高い状況。
エジプト、ルーマニア共にワクチン接種は特に力をいれておらず現在もワクチン未接種者が多い国です。
はたして医学的にも、疫学的にも根拠がないワクチンパスポートによってワクチン接種を受けさせる圧力とは、どれだけの意味があるのでしょうか?今後もイスラエルの動きには注目していきたいと思います。
